阿刀田高さんの執筆された作品を紹介しています。
季語の一口解説付き、大人のための十二篇 冬日和、豆撒き、半夏生、待宵。十二の季語と共に紡がれる、平凡な人々の心の小景は、少し怖く、時にしんみりと感傷を誘う。短編集 。
ティールームでみた花の絵の中に描かれた女は私?画中の出来事に胸騒ぎをおぼえる女客「黄水仙」。夏至を過ぎた季節に死びとの名を呼んではいけない「半夏生」。夫の命日を前に、虫の音に思い当たる妻「鉦叩き」。やくざと正義派の婦人の衝突から導かれる意外な結未「年の瀬」。十二の季語から生まれた短篇集。