人間ほど怖いものはない!
深層心理に訴えるホラー短編集
収録作家:柴田錬三郎、江戸皮乱歩、野坂昭如、渡邊淳一 等系13人
人間存在の不確かさから、背筋も凍る恐怖がにじみだすホラー短篇集。
「ここにあるのは恐怖小説をずっと読み続けて来た私がおもしろいとおもったものばかりである」。
柴田錬三郎、江戸川乱歩、岡本綺堂、野坂昭如ら、13人の小説の名手たちが紡ぎだす非日常の異世界の数々。
著者について
阿刀田高
1935年、東京生まれ。早稲田大学仏文科卒。
国立国会図書館勤務を経て、文筆業に。
79年、短篇集『ナポレオン狂』で直木賞を受賞。
94年、『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。
『ギリシア神話を知っていますか』『おとこ版 おんな版』『短篇集のレシピ』等多数の著作がある。
ショートショートやホラーのアンソロジー、翻訳書も多数手がけている。
2007年に日本ペンクラブの会長に就任した。